公民館のしあさって
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灘手コミュニティセンター(倉吉市灘手公民館)に行ってきました

灘手コミュニティセンター(倉吉市灘手公民館)に行ってきました

松井幸伸さん(灘手コミュニティセンター)


子どもたちが、キャンディーズの「春一番」を奏でる

時には寄付もいただき、

ドラムやアンプなどの機材も揃えて、

子どもたちの軽音楽部をやっています。

今は、キャンディーズの「春一番」を練習したり、発表したりして、

子供たちが盛り上がるのも嬉しいですが、

大人たちも懐メロを楽しんでいますよ。


公民館からコミュニティセンターへ

そんな灘手コミュニティセンターは、

2021年の4月からコミュニティセンターと看板を変えての運営となりました。

運営母体も、「公民館管理委員会」から、

新たに設立された「なだて村づくり協議会」へと変更しています。

私は、コミュニティセンターの館長でもあり、

協議会の事務局長という立場でもあります。

平日の昼間は民間企業での仕事もしながらなので、

土日祝日や平日の夜の時間を地域での活動にあてています。

私以外にも、公民館主事さんが2名いるので、

合計3名の体制になります。


社会教育を大切にしながら、それだけじゃない意義を

スポーツや健康、人権学習、社会福祉など、

もともと公民館では、いろんなグループが活動をされていました。

協議会には、そんなグループの方々が揃って参画しています。

その方が、課題意識を持ち寄っての話し合いや交流も進みそうですよね。

これまで、社会教育の舞台として、地域の方々向けに、

いろんな講座を実施してきましたが、

それだけではなく、もっと視野を広げて活動をしていきたいと考えています。

地域の方々が講座を受けるだけでなくって、いろんな活動を興していく。

地域の自治を育んでいく。そんな場所にしていきたいという想いがあります。


小さなスーパー「なだて明るいノーソン」から見えてくるニーズ

2017年に地域に唯一あった小売店が閉店してしまったんですね。

そこで、地域住民の有志で小さなスーパー「なだて明るいノーソン」を設立したんです。

運営も住民が協力し合いながら進めています。

一人暮らしの高齢者の見守りや買い物支援など、

スーパーの日々の営業からは、地域課題が見えてきます。

本当の地域のニーズはなんなんだろうか、

という問いに自ずと向き合ってきました。

「コミュニティセンター」も、そんな実際的なニーズを叶えて、

地域の未来をつくっていくような場所にしていきたいと考えています。


経済を回していきたい

自分たちの地域の自治を考えていくと、

多少なりとも財源が必要です。

それを自治体任せではなく、

自分たちの知恵と工夫で確保していきたいとも考えています。

そのような視点も、これまでの公民館活動と違うポイントかもしれません。

ですから、「公民館のしあさって」プロジェクトで紹介されていた

沖縄の共同売店に関心を持ちました。

主任(店長)さんが選挙で決まる。

行政がやりそうな発電や水道といったインフラ整備も共同売店がやっていた。

地域の子供たちのための学資の貸付や奨学金のような制度もあった。

など、いろんなことが参考になりそうです。

ノウハウや知恵を持ちよる共有の場は大切ですよね。

「公民館のしあさって」にはそんなことも期待したいです。


灘手公民館